Gerald Albright Norman Brown 「24/7」 Concord Jazz(CIA33406-02) 2012 - U.S.A.  


Gerald Albright(sax,bass), Norman Brown(guitar), Tracy Carter(kb), Jay Williams(drums), Rick Watford(Guitar), Herman Jackson(kb), Byron Miller(Bass), Charles Streeter(drums), Ramon Ysalas(perc), Ricky Lawson(drums), Jay Williams(drums), Rochella Brown(vocal), Demille Cole-Heard(vocal), Selina Albright(vocal)
  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●スムース系

R&B系FusionのSAX、ギター両雄の共演作です。
アルブライトとコナーズ・・・楽器は違いますが、考えてみれば音楽性は似ていますね。
なのでこの共演作というのは、まさにピッタリの企画ですね。

こういう共演はお互いに遠慮して力を出せないなんて事もありますが、この2人は上手く持ち味を出せていますね。
ギターとSAXがお互いに絡む具合が最高です。

音楽的にも共演作ということを意識しない、自然なFusionサウンドです。
スムースが基本にあるので、下手な対抗意識は無く、上手くお互いの長所を引き出して盛り上がってる演奏です。
こういう種類のJazzでの共演は対抗意識丸出しのインタープレイを期待しますが、ここでは土俵が違っているようです。

なによりも音楽が素敵です。
夜に聞いても気分良さそうだし、深夜のドライブにもばっちりです。

# 期待を裏切らないサウンドですね。 (TKO)




スムース系の大御所サックス奏者、ジェラルド・アルブライトとベンソン直系とも言えるギタリスト、ノーマン・ブラウンの共演盤である。

ノーマン・ブラウンはギターに専念し、ヴォーカルは披露していないが、女性ヴォーカルによる歌ものが2曲収録されている。
それぞれヴォーカリストとしてクレジットされているのが、ロッシェラ・ブラウン、セリナ・アルブライトとあるので、それぞれの娘だろうか?

内容の方は予想通りのスムース系のサウンドだ。
ただこの2人が共演する意味はそれほど感じられないようなありがちなスムース系サウンドに終始している。
ラテン風味がでている「Buenos Amigos」にちょっと変化が感じられるくらいである。(何かスパイロ・ジャイラみたいでもあるが)

ブラザース・ジョンソンのカバーでクィンシー・ジョーンズも取り上げていた「Tomorrow」のインスト・ヴァージョンがベスト・トラックだろうか。

期待以上でも期待以下でもなく、想定通りの音なのだが、せっかくの共演なのだからもう一工夫あってもよかったかなと思えるアルバムである。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay