ドン・ランディと言えばピアニストとしてよりもフュージョン・シーンを代表するライブハウス、べイクド・ポテトのオーナー、そしてそのハウスバンド、クェストのリーダーとしての知名度の方が高いだろう。
このアルバムはドン・ランディがべイクド・ポテトをオープンする数年前の1966年に録音されたピアノ・トリオでのライブアルバムである。
ピアノ・トリオと言っても、そこはその後LAフュージョン界の首領として君臨することになるドン・ランディのアルバムだけに普通のジャズのピアノ・トリオと違うサウンドだ。
1曲目からドノヴァンの66年のヒット曲「Mello Yellow」のカバーから始まり、ビートルズの「Yesterday」、ローリング・ストーンズの「Satisfaction」など当時のリアル・タイムの大ヒット曲のカバーの間にオリジナル曲も3曲挟み込みながら、全編を通してかなりキャッチーでポップな音を聴かせている。
ちょっとキャッチー過ぎて気恥ずかしくなってしまうようなフレーズもあったりするが、この時代の雰囲気が伝わってくるような音でもある。
ワーナー・ジャパンの再発廉価盤のシリーズの1枚としての発売で、次に手に入るのはいつになるかわからないようなアルバムなので、興味がある人は品切れになってしまう前に入手したほうがよいだろう。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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