Grant Geissman 「Bop! Bang! Boom!」 Futurism Records(FR-2055) 2012 - Japan  


Grant Geissman(guitar), Alex Acuna(perc), Corey Allen(piano) Kevin Axt(bass), Ray Brinker(drums), Dennis C. Brown(guitar, harmonica), Larry Carlton(guitar), Jim Cox(Hammond B3), Russell Ferrante(kb), Mike Finnigan(Hammond B3), Trey Henry(bass), Brian Kilgore(perc), Doug Lacey(accordion), Albert Lee(guitar), Chuck Lorre(guitar), Greg Mathieson(Hammond B3), Emilio Palame(kb), Van Dyke Parks(accordion), Tom Ranier(piano), Brian Scanlon(sax), Tom Scott(sax), Leland Sklar(bass)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

グラント・ガイスマンと言えば70年代のチャック・マンジョーネ・バンドでの「Feel So Good」の演奏が印象的だったが、その後もコンスタントにリーダー・アルバムをリリースしており、既にリーダー・アルバムは十数枚を数える。
この最新作ではゲストにラリー・カールトン、ラッセル・フェランテ、アルバート・リーなどを迎えて軽快なギター・プレイを聴かせてくれている。

1曲目「Boom!」、2曲目「The Singularity」とちょっとトリッキーなテーマがギターとサックスのユニゾンで演奏される、なかなかご機嫌なフュージョン・サウンドである。
ガイスマンのギターもなかなか小気味よくて心地よい。

アルバムの前半はジャズ・フュージョン色が強いのだが、中盤辺りからブルース色が強くなってくる。7曲目の「$25 Stella」はカントリーブルース調だし、8曲目のアルバート・リー、ラリー・カールトン,グレッグ・マティソンが共演する「Texas Shuffule」はブルースロック調だ。

また間にサンバ調、フラメンコ調の曲を交えながら、全編を通じてガイスマンの多彩のギターが存分に楽しめる。
実はガイスマンのリーダー・アルバムを聴いたの初めてだったのだが、予想以上に楽しむことができた。

余談ながらジャケットはダブルフォールドの紙ジャケ使用で、中に入っているライナーやクレジットが書いてある紙は広げると昔のLPに入っていたくらいの大きさになり豪華で読みやすいのがなかなかよい。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay