ギタリストのラリー・コリエルが70年代に率いていたフュージョン創成期のバンド、イレブンス・ハウスが残した3枚目のアルバムの再発盤である。
変態系フレーズなのにキャッチーなテーマ、ファンキーなリズム・セクション、浮遊感のあるコード感覚と当時同じアリスタからアルバムをリリースしていたブレッカー・ブラザーズを連想させるようなサウンドである。
それもそのはずというかこのアルバムより前の2枚のアルバムのイレブンス・ハウスのとランぺッターはランディ・ブレッカー、そして「Rocks」までもレパートリーにしていたのだから、ある程度は雰囲気が似ているのも当たり前なのかもしれない。
このアルバムから加わっているマイケル・ロウレンスの演奏もランディの影響を感じさせるものだ。
初期のウェザー・リポートのドラマーとして知られるアルフォンス・ムザーンはまるでビリー・コブハムのように叩きまくっているが、そこにファンキーなグルーヴ感を持ち込むことによってこのアルバムの良さが増している。
ラリー・コリエルもディストーションのかかった音色で弾きまくる勢いのある演奏をしている。
70年代フュージョン好きにはかなり楽しめるアルバムだと思う。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
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Interplay |
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