スコヘン、バーリン、デニチェンというパワートリオのスタジオ録音盤である。
この3人の名前が並んだだけで超絶技巧音数最大の弾きまくり大会を期待してしまうが、その期待を裏切らない正統派ハイパー・パワー・フュージョンを披露してくれている。
ファンク期のハービー・ハンコックの「Actual Proof」のカバーに始まり、ビリー・コブハムの「Stratus」で終わる全9曲。間にウェザー・リポートのカバーを4曲、ウェイン・ショーターの「Fooprints」をはさんで、ハードコア・フュージョンの熱気がむんむんとする選曲である。
アルバムによってはブルース系の演奏もあるスコヘンだが、この選曲ではもう全編フュージョン・モード全開で弾きまくっている。
ジェフ・バーリンはどの曲のバッキングでも常にソロを弾いているような音数の多さだし、デニチェンのドラムの暴れどころもふんだんに用意されている。
最期の「Stratus」は期待通りのドラムが怒涛のように炸裂するような演奏で、スコヘンのソロもカッコいい。
とにかく理屈抜きに楽しめる硬派フュージョン作品である。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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