CD登場以来、入手困難なLPがCD化によって入手しやすくなり、それが昨今でも世界初、日本初などの触れ込みで、まだまだCD化が進んでいる。
しかしその反面、CD初期の新譜などがその後廃盤となり、再発が滞って入手困難なCDになっていることが多い。
本作など、まだ電気屋さんで家電の1部としてCDが扱われていた頃の一枚。
その後、ずっとCD化されなかったのが、ようやく輸入CDで再発されました。
このアルバムはギル・エヴァンスがイギリスにおいて当地のミュージシャンでオーケストラを組み、吹き込んだ1枚。
日本でも同じように日本人ミュージシャンで組んだ作品があるが、それぞれ国によってサウンドが異なるのが面白い。
特に本作はミュージシャンを眺めるだけで凄みを感じる。
・ソフトマシーンのJohn Marshall。
・ECMやThe TrioのJohn Surman。
・同じくECMで活躍するJohn
Taylor。
・セッションミュージシャンでJeff BeckからMichael Shenkerと幅広いベーシストMo Foster。
アメリカからはギルの息子Miles Evans、Chris Hunterが参加している。
そう考えて聞くと、サウンドがブリティッシュプログレ、Jazz Rockの香り高く、これがなかなか良いのだ。
“London”という曲は”Copenhagen
Sight”と同じ曲。
この曲や”Little Wing”でギタリストRay Russellがなかなか良いプレイが聴ける。
これまで知らなかったギタリストだったが、とんがったRockギターでなかなか素晴らしい。
またトランペッタ・セクションもなかなか良く、ペットのソロもフィーチャーされる。
Guy BarkerかHenry Lowtherのいずれかと思われるが聞き分けは出来ない。
これならルーソロフ、マーヴィン・ピーターソンを連れてこなくても、見事に代わりを務められる。
そして豪華なのがサックス・セクション。
バリトン、テナーとマルチなJohn Surmanの切れ味鋭いソロが、ギルのオーケストラで聴けるのも嬉しい。
ギル・エヴァンスはセッションによっては差があると聞くが、流石にイギリスで俊英を集めただけあって、メンバーの質も高いかなりの名演になっている。
特にイギリス系Jazz Rock好きにはたまらない一枚でしょう。
# ファンであれば可能なうちに入手するといいでしょう。(TKO)
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Speedy
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Light
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Heavy
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Mellow
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Hard
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Lyrical
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Cool
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Melodious
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Out of melody/code
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Conservative
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Progresseve/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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