Weather Report「The German Concerts」ビクターエンタテイメント (VIZJ-12) 2011 - Japan  

 

Joe Zawinul(key),Wayne Shorter(ss,ts),

Alphonso Johnson(b),Alex Acuna(perc),Chester Thompson(ds),

Jaco Pastrius(b),Peter Eirskin(ds),

Victor Bailey(b),Jose Rossy(perc),Omar Hakim(ds)

 
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ○ロック系       ○ ECM

 

Weather Report1975年、1978年、1983年のライブがリリースされました。

この5枚組CD+1DVDは、中後期Weather ReportのライブごとのCDを集めたものです。

(以前出ていた「Live & Unlereased」はごちゃまぜでしたが。)

 

これらは全てザヴィヌル、ショーター以外のメンバーが変わっていて、3種類のWeather Reportが楽しめます。

輸入アルバムではこれらは分売されていますが、値段を考えると国内盤でまとまっている方がお得のようです。

ただし、DVD映像がその分カットされていますので、映像も全て見たい人は輸入盤で揃えることになるでしょう。また国内盤ではDVDのみの3枚組もリリースされています。

 

1975年のLIVE CDは輸入で発売され、既に本サイトで紹介済みなので割愛します。

 

1978年のドイツ オッヘンバッハは、Weather Reportの黄金期と言われるジャコ、アースキンが在籍した、名盤「8:30」と同じメンツでのライブです。

「8:30」は全米でのライブで、吹き込みが本作と同じ1978年なので、同一曲はあまり差が見えません。

逆にこのメンバーは、どの場所でも常にレベルの高い演奏をしていたのだということが伺えます。

それと本作は「Mr.Gone」からのこれまでLIVE盤で聴けなかった曲もあり、こちらの非常に素晴らしい演奏を楽しむことができます。

 

1983年のドイツ ケルンは、ジャコ、アースキンに代わり、ハキム、ベイリー、ホセが加わった陣容。

このグループは、ライブにおいてもオマー・ハキムのドラミングが際立ってますね。

特に“Fast City”は圧巻で、ジャコ&アースキンのバージョンを凌駕しているか?と思うほど凄いです。

このライブのレパートリーは「Procession」「Domino Theory」が中心で、それ以前の曲はほぼメロデーで済まされています。

それはこのバンドは過去にヒットした曲に捉われず、常に新たなサウンドをクリエイトしていたバンドだということを認識しました。

 

このセットで3種類のWeather Reportを聞くと、その音楽的変遷も楽しめて、Weather Reportが常に変化を求めていたバンドなのだということを再認識しました。

それと同時にジョー・ザヴィヌル、ウエイン・ショーターの音楽的な関係も垣間見える気がします。

 

#  今頃になって・・・とは思いますが、ファンには思いがけない嬉しいアルバムです。(TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay