Tower Of Power 「40th Anniversary The Fillmore Auditorium, San Francisco」 TOP Records (TOP300207) 2011 - U.S.A.  


Tower Of Power : Emilio Castillo(t.sax), Doc Kupka(b.sax), Rocco Prestia(bass), David Garibaldi(drums), Larry Braggs(vacals), Roger Smith(kb). Tom Politzer(t.sax), Adolfo Acosta(fh,tp), Mike Bogart(tp,tb), Mark Harper(guitar)
Guest : Richard Elliot(t.sax), Brandon Fields(t.sax), Dave Matthews(piano), Sam Moore(vocal), Mark Russo(a.sax), Chester Thompson(kb), Ellis Hall(vacal), Carmen Grillo(guitar), Greg Adams(tp) etc.
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ●R&B                 ○ブラック系         ●歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ファンク系

ホーンを駆使したファンクバンドの代表格と言えるタワー・オブ・タワーの40周年を記念した2008年10月のライブの模様を収めた作品。CDとDVDがセットになっている。
収録はあのフィルモア・オーディトリアム。その後場所をちょっと変えてフィルモア・ウェストとして有名になった場所だが、現在は昔の場所で復活営業をしているようだ。

CD1枚で全19曲、ヒットパレードのようにゲストが次々と入れ替わり参加しながら演奏されていく。
ゲストは歴代メンバーが中心だが、以外なところではサム&デイブのサム・ムーアなんてのも登場する。
40周年というからオリジナルの中核メンバーはもう60歳を超えているのだろうが、売り物のホーン・セクションとリズム隊は切れ切れで、聴いていて自然に体が動いてしまうような演奏だ。 そして何よりも演奏が熱い。でもって客席の声も普通のライブ盤よりも大きめのバランスでミックスされているのか、これまたみんな熱い。
個人的にちょっと気になったのは現リード・ヴォーカルのラリー・ブラッグスの声がちょっと熱くて濃すぎることだろうか。

CDに付いてくるDVDは値段が安かったので別に売られているDVDのダイジェスト宣伝版かと思って購入したが、CDとほぼ同じ内容がそのまま収録されている上に曲間に歴代メンバーの短いインタビューが随所に入っていて109分もの収録時間がある。
やはり曲ごとにゲストが入れ替わるようなライブは映像の方がどこで誰が演奏しているかよくわかって楽しめる。
しかも輸入盤でもリージョン・フリーで日本仕様のDVDプレイヤーでそのまま再生できるので、かなりお得である。

音と映像両方で、TOPがおなか一杯楽しめる作品である。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay