Michael Franks 「Time Together」 Shanachie (5189) 2011 - U.S.A.  


Michael Franks(vocals), Jay Anderson(Bass), Charles Blenzig(Kb), Rogerio Boccato(Perc), Joe Bonadio(Drums,Perc), Till Bronner(Trumpet), Clifford Carter(Kb), Beth Nielsen Chapman(back vocals), Greg Cohen(Bass), Carmen Cuesta (Back vocals), Mark Egan(Bass), Gil Goldstein(Kb), Wolfgang Haffner(Drums,Perc), Billy Kilson(Drums), Will Lee(Bass, Vocals), Tim Lefebvre(Bass). Chuck Loeb(Guitar, Programming, Kb, Perc), Lizzy Loeb (back Vocals), Romero Lubambo(Guitar), Mike Mainieri(Vibe), David Mann(Sax), Eric Marienthal(Sax), Jerry Marotta(Drums), Veronica Nunn (Vocals), Shawn Pelton(Drums,Perc), Alex Sipiagin(Trumpet), David Spinozza(Guitar)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ●歌物・NAC/AOR 系       
  ●ラテン系(■ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○アコースティック系

1944年生れというからもう今年で67歳のマイケル・フランクスの最新盤である。
このアルバムでもブラジリアン・テイストの極上のAOR路線は全くぶれていない。

それどころかさすがにマンネリ化してもよさそうなものなのだが、何故か新鮮な気持ちで心地よく聴けてしまうのである。
全11曲中9曲まではミュージシャンとしても参加している、チャック・ローブ、ギル・ゴースドスタイン、チャールズ・ブレンジグの3人が極上のアレンジを提供している。

またアルバムの随所で参加ミュージシャンの短いながらもセンスのよいソロが楽しめるというのもマイケル・フランスのアルバムならではである。
このアルバムでもマリエンサルのアルト・サックス、マイニエリのヴァイブ、ロメロ・ルバンボのアコースティック・ギター、デビッド・スピノザのギター、アレックス・シピアージンのトランペットなど曲ごとに色々な味を楽しむことができる。

歌い方も往年と全く変化はなく、曲も極上、マンネリどころか、このアルバム70年代の「Art Of Tea」や「Sleeping Gypsy」にも匹敵するような出来のよさである。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay