Branford Marsalis Joey Calderazzo 「Songs Of Mirth And Melancholy」 Marsalis Music (MARS0015) 2011 - U.S.A.  


Branford Marsalis(sax), Joey Calderazzo(piano)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●アコースティック系

サックス奏者ブランフォード・マルサリスとピアニスト、ジョーイ・カルデラッツォのアコースティック・デュオ・アルバムである。通常はブランフォードのカルテットで活動を共にする2人という取り合わせである。

このデュオだともう少しコンテンポラリーな雰囲気を予想していたのだが、1曲目のカルデラッツォのオリジナル曲からニューオリンズっぽいクラシックなテイストで、どちらかというとブランフォードというより弟のウィントンがやりそうな曲調だ。
リズム楽器のない編成なのだが、グルーヴ感を敢えて押し殺すようにメロディーと響きを重視して演奏しているように聴こえる。

中盤はウェザーのカバー(といっても「Forecast Tomorrow」のみに収録されていたショーターの「Face On The Barroom Floor」というあまり知られていない曲だが)、そしてブラームスの曲と続くのだが、それでも違和感なくブランフォード、カルデラッツォの他のオリジナル曲に溶け込んでいる。

素朴な音で何か懐かしいような、またタイトルにもあるようにメランコリーな雰囲気がするようなアルバムである。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay