サックス奏者ブランフォード・マルサリスとピアニスト、ジョーイ・カルデラッツォのアコースティック・デュオ・アルバムである。通常はブランフォードのカルテットで活動を共にする2人という取り合わせである。
このデュオだともう少しコンテンポラリーな雰囲気を予想していたのだが、1曲目のカルデラッツォのオリジナル曲からニューオリンズっぽいクラシックなテイストで、どちらかというとブランフォードというより弟のウィントンがやりそうな曲調だ。
リズム楽器のない編成なのだが、グルーヴ感を敢えて押し殺すようにメロディーと響きを重視して演奏しているように聴こえる。
中盤はウェザーのカバー(といっても「Forecast Tomorrow」のみに収録されていたショーターの「Face On The Barroom Floor」というあまり知られていない曲だが)、そしてブラームスの曲と続くのだが、それでも違和感なくブランフォード、カルデラッツォの他のオリジナル曲に溶け込んでいる。
素朴な音で何か懐かしいような、またタイトルにもあるようにメランコリーな雰囲気がするようなアルバムである。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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