Ramsey Lewis 「Taking Another Look」 Hidden Beach Recordings(897352002062) 2011 - U.S.A.  


Ramsey Lewis(kb), Mike Logan(kb), Henry Johnson(g), Joshua Ramos(bass), Charles Heath(drums)
  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ●ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●スムース系

ベテラン・ピアニスト、ラムゼイ・ルイスの新作は1974年にリリースしたラムゼイ初のフュージョン路線のアルバムと言っていい「Sun Goddess」の再演盤となっている。

元々はラムゼイのバンドのドラマーだったモーリス・ホワイトが、自分のバンド、アース・ウィンド&ファイアのメンバー達を引き連れてきてプロデュースして出来たのが「Sun Goddess」である。
この新作では「Sun Goddess」からスティーヴィー・ワンダーのカバー「Livin' for the City」を含む4曲を現在のバンドの若手メンバーで再演をしており、最後にはボートラのような形でフィリップ・ベイリーのファルセットも聴ける76年の「Sun Goddess」の演奏が収録されている。 。

1曲目から新曲も再演曲も含めて最後の76年の演奏まで違和感なく続いており、全編でファンキーかつスムースなサウンドが堪能できる。
ファンキーと言っても適度な温度感で熱すぎることはなく、オーガニックかつレトロなグルーヴ感に乗っているメロー(というような死語が似合うサウンドでもある)なフレーズを奏でるラムゼイのピアノが心地よい。

ちなみにこの再演のきっかけは前年にブルーノート東京に出演したさい次はエレクトリック・バンドで演ってくれないかと言われたのがきっかけだそうだ。 (橋 雅人)



   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay