スティーブ・グロスマンの新作は日本制作盤です。
過去にもグロスマンは日本制作(DIW)がありましたが、今回は少しうすーい感が無きしにもあらずというところ。
電化時代のマイルス・バンドに所属していたグロスマン・・・その持ち味と言えばゴリゴリでハードなテナー。
本作はグロスマンの存在感がやや薄く、どちらかというとジャムセッションにグロスマンが参加しているように聞こえます。
特に1>曲目のUna Masは元々トランペッターのケニー・ドーハムの曲であり、ここでの演奏もトランペットの方が目立ち、グロスマンのプレイがその裏に隠れがち。
この曲をトップに持ってきているので、余計にそう思います。
これ以外でも、グロスマンのソロが2番手という曲もあり、リーダーの感じが希薄です。
しかし、グロスマンのオリジナル曲やバラードでは、テナーがフィーチャーされ、グロスマンらしさが出てリーダーの面目を保った感じです。
こういう曲ばかりであればグロスマンのリーダー作として満足できたのでしょうけど・・・。
音楽としては、なかなか聴きやすい、良いJazzアルバムと言えるでしょう。
でもグロスマンのリーダー作としては、ちょっと物足りない気がします。
むしろジャムセッションで、グロスマンの気楽なプレイを楽しむとい趣のアルバムというところでしょうか。
# ある意味、こういったグロスマンの作品も珍しいかも。(TKO)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Slow
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Speedy
|
Light
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Heavy
|
Mellow
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Hard
|
Lyrical
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Cool
|
Melodious
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Out of melody/code
|
Conservative
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Progresseve/Tricky
|
Ensemble
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Interplay
|
|