Steve GrossmanHomecoming」ポニーキャニオン (PCCY30184) 2011 - Japan

 

Steve Grossman(ts),Tom Browne(tp),Bill Washer(g),Larry Willis(p),

Joe Farnsworth(ds),John Webber(b),Ruben Rodriguez(b),

Ralph Irizarry(perc),Roberto Quintero(perc),Chuggy Carter(perc)

 
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NAC/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ○ロック系      

 

スティーブ・グロスマンの新作は日本制作盤です。

過去にもグロスマンは日本制作(DIW)がありましたが、今回は少しうすーい感が無きしにもあらずというところ。

 

電化時代のマイルス・バンドに所属していたグロスマン・・・その持ち味と言えばゴリゴリでハードなテナー。

本作はグロスマンの存在感がやや薄く、どちらかというとジャムセッションにグロスマンが参加しているように聞こえます。

特に1>曲目のUna Masは元々トランペッターのケニー・ドーハムの曲であり、ここでの演奏もトランペットの方が目立ち、グロスマンのプレイがその裏に隠れがち。

この曲をトップに持ってきているので、余計にそう思います。

これ以外でも、グロスマンのソロが2番手という曲もあり、リーダーの感じが希薄です。

 

しかし、グロスマンのオリジナル曲やバラードでは、テナーがフィーチャーされ、グロスマンらしさが出てリーダーの面目を保った感じです。

こういう曲ばかりであればグロスマンのリーダー作として満足できたのでしょうけど・・・。

 

音楽としては、なかなか聴きやすい、良いJazzアルバムと言えるでしょう。

でもグロスマンのリーダー作としては、ちょっと物足りない気がします。

むしろジャムセッションで、グロスマンの気楽なプレイを楽しむとい趣のアルバムというところでしょうか。

 

# ある意味、こういったグロスマンの作品も珍しいかも。(TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay