Various「Abstract Logix Live! New Universe Music Festival 2010」Abstract Logix (ABLX030) 2011 - E.U.  

 

John McLaughlin and 4th Dimension:

John McLaughlin(g), Etienne M'Bappe(b), Gary Husband(Key, Ds), Mark Mondesir(ds),

Special Guest: Zakir Hussain(Tabla)

 

The Lenny White Group (featuring Jimmy Herring) :

Lenny White(ds), Jimmy Herring(g), Tom Guarna(g), Richie Goods(b), Vince Evans(key)

 

Jimmy Herring :

Jimmy Herring(g), Neal Fountain(b), Matt Slocum(key), Jeff Sipe(ds)

 

Wayne Krantz :

Wayne Krantz(g), Anthony Jackson(b), Cliff Almond(ds)

 

Human Element :

Scott Kinsey(key), Matthew Garrison(b), Arto Tuncboyaciyan(perc, voice), Ranjit Barot(ds)

 

Alex Machacek :

Alex Machacek(g), Jeff Sipe(ds), Neal Fountain(b)

 

Ranjit Barot :

Ranjit Barot(ds, Voice), Bala Bhaskar(Vln), Scott Kinsey(key), Matthew Garrison(b), Arto Tuncboyaciyan(perc, voice), Wayne Kranz(g)

 
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ●ロック系       ○ ECM

 

ABSTRACT LOGIXレーベルのミュージシャンによるフェスティバルが行われ、そのライブアルバムがリリースされました。

最初はマクラフリンのアルバムと早合点したのですが、どのミュージシャンも演奏が素晴らしく、とても楽しめるアルバムでした。

 

このABSTRACT LOGIXレーベルというのは、マクラフリンを代表とするようなエレクトリックなROCKFusionを聞かせてくれるので、こちらの方向性を好きな方にはバッチリに思います。

また内容も充実し、2枚組ですが、手ごろな価格に設定され、お得感があります。

 

またあまり馴染みの無いバンドに新しい発見がありました。

HUMAN ELEMENTSはキーボードが中心となり、Weather Reportのようなサウンドで、WR以後のザヴィヌル以上に、Weather Reportに寄った音楽を聞かせます。

 

Jimmy Herringもなかなかエッジの効いたギターを聞かせてくれます。

面白いのはBeatlesの“Within You、Without You”をカバーしてますが、この曲はサージャントペパーズの中でも異色なインド・テイストで滅多にカバーされないであろうGeorge Harrisonの曲。

この曲をFusionにアレンジし、なかなか良い感じのカバーになってます。

 

Wayne Krantzはg、b、dsのトリオ演奏ですが、ベースにAnthony Jacksonが加わり、トリオによるインタープレイが楽しめます。

またAnthony Jackson Cliff Almondのコンビというと、矢野顕子のトリオと同じもので、コンビネーションも良いですね。

Wayne Krantzのハードドライブなギターに、リズム隊がしっかり応え、聴き応えばっちりです。

 

Lenny WhitePresence Tenseや、最新作Anomalyからと2曲収録され、なかなか楽しい演奏です。

Lenny Whiteは昨年ハードなFusionアルバムを出していて、またチック・コリアや上原ひろみ、スタンリー・クラークとの共演でここのところ目だっているだけに、ノっているなぁという印象です。

 

そしてJohn Mclaughlinですが、流石に風格ある演奏を聞かせてくれるなぁと思います。

これだけ大勢のギタリストが参加したアルバムのなかで、個性が際立ってますね。

なかでも20分を超える“Mother Tongues”は、スタジオ版には無い、マクラフリンWorldを体験できます。

 

こういうオムニバスっぽいアルバムは敬遠しがちでしたが、音楽性がばらばらなものを集めたCDとは大違いで、方向性に統一感があり、また個性的なミュージシャンのため飽きないアルバムに思います。

特にハードなFusion好きな人にはオススメです。

 

#あまり知らなかったミュージシャンを知るきかっけにも良いかもしれません。(TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay