ここのところジョン・スコフィールドは作品ごとに振れ幅が大きく、ルーツミュージック〜ブルース〜FUNKと、ちょっと敬遠していました。
でも、今回は久々にJazz/Fusionの作品です。
演奏する編成は、ギター、ベース、ドラムにピアノまたはオルガンというシンプルな編成です。
それもスローなナンバーで構成され、激しい演奏はなく、聴きやすい作品に仕上がっています。
スコフィールドはセミアコ一本で全曲を演奏しているようで、どの曲でも思い入れタップリに泣きのギターを聞かせてくれます。
そのピッキングの微妙なニュアンスも聴きとれるので、ギター好きにはたまらないでしょう。
またラリー・ゴールディングスというと、オルガンというイメージが強いのですが、本作ではピアノも弾き、そのどちらも素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
曲では、ビートルズのカバー“I Will”がなかなか泣ける演奏です。
またジョン・コルトレーンがよく演奏したバラード“I Want To Talk About
You”も素敵ですね。
それ以外もスローでくつろぎに満ちた演奏を聴くことができます。
ちなみに雑誌インタビューで、スコフィールドは本作を単なるBGMにはしないようにした・・・とありましたが、でもBGMに使ったとしても極上な音楽仕上がっているように聞こえます。
ただ、コアなギターファンが、そのフレージングにはハっとしてしまうでしょうけど。
#ここ数年のスコフィールドでは聴きやすさはピカイチ。でも内容も充実していると思います。(TKO)
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Slow
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Speedy
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Light
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Heavy
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Mellow
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Hard
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Lyrical
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Cool
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Melodious
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Out of melody/code
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Conservative
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Progresseve/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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