Ari Hoenig 「Lines of Oppression」 Naive (NJ621111) 2011 - U.S.A.  


Ari Hoenig(Drums), Tigran Hamasyan(piano), Gilad Hekselman(g), Orlando Le Fleming(bass), Chris Tordini(bass)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

ニューヨークを拠点に活躍するドラマー、アリ・ホーニグの最新作。
前作のスモールズのライブ盤ではサックス奏者入りのバンドだったが、今作はギター、ピアノ、ベースとのカルテット編成で、よりタイト感が増した感じがある。

ホーニグのビート感よりもフレーズ感重視、それでいて切れ味するどいドラムス、へクセルマンの超絶フレーズをクールに弾きこなしてしまうギター、そしてプログレ風味があり上原ひろみをもう少し知的にしたようなハマスヤンのピアノのコンビネーションは現在進行形で一番カッコいい音を出すユニットと言ってもいいように思う。

変拍子の嵐なのだが、かと言って極端にアヴァンギャルドではなく、適度にメロディアスでクールにまとめているのもいい。
半分以上の曲を書くホーニグの作曲センスはドラマー離れしている。

アート・ブレイキーで有名な「Moanin'」ではドラムスでテーマのメロディーラインを叩く、メロディックドラムを披露している。 (橋 雅人)



   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay