ジョージ・ベンソンと言えばゴージャス系のきらびやかなサウンドというイメージが強いが、いきなり1曲目の一瞬アコースティックかと思ってしまうようなフルアコをエフェクターを通さずにそのままアンプに突っ込んだだけのような素朴な音色のソロ・ギターの「Tenderly」に驚かされる。
そして2曲目からはバック・バンドが加わるのだが、それでもアルバム全編でその素朴な音色のギターは一貫している。
「Guitar Man」というタイトル通り、ギターを正面から聴かせようという意図が伝わってくるようなサウンドだ。
ただコルトレーンの「Naima」と言った渋いレパートリーも演奏はしているものの、それはどちらかと言うと例外で、ベンソンならではのポップスさは全く失っていない。
スティーヴィー・ワンダーのカバー曲「My Cherie Amour」やスタンダード曲「My One And Only Love」などではお得意のヴォーカルもしっかり聴かせてくれているし、ノラ・ジョーンズの「Don't Know Why」のインストカバーなど聴きやすい曲が並んでいる。
今年で68歳というジョージ・ベンソン、そろそろ円熟の境地に入ってきたのかなと感じさせるアルバムである。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
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Progressive/Tricky |
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Interplay |
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