CompostLife is RoundSony MusicWounded Bird Records(WOU 2031) – 1973/2010 U.S.A. - Reissue  

 Jack DeJohnette(ds,org,clavinet),Bob Moses(ds,org,clavinet),
 Harold Vick(sax),Jack Gregg(b),Jumma Santos(perc),
 Roland Prince(g),Lou Courtney(vo),Compost(vo,perc,etc),
 Ed Finney(g),Jeanne Lee(vo)
 
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR        
  ●ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系 ■カリプソ系)           
  ○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ECM
 

Jack DeJohnetteが率いたFusionバンド:Compostのアルバムが遂にCD化されました。

このアルバム、20年以上前に中古LPで見かけて以来、LPで見かけることもなく、またCD化もされずにいましたので、やっとの思いが大きいです。

 

本アルバムが吹き込まれた1970年代前半というと、Miles Davisが電化したRock/Funkアルバムを出していました。

またHerbie Hancock,Chick Corea,Tony Williams,Joe Zawinulと数多くのMilesバンドの出身者もまたJazz Rock/Fusionアルバムを出していた時代です。

 

そうなると、同じくMilesバンドの出身者のJack DeJohnetteも同様にJazz Rock/Fusionアルバムを出したのであろうというのは想像に難くありません。

ただ、本アルバムが上述のアルバムと違って、あまり知られず、またCD化も遅れたのは、あまり内容がよろしくないのであろうと・・・いうのは薄々予想していました。

 

実際に聴いてみると、やはり予想通りパッとしない内容の気がします。

一番の原因は、DeJohnetteがドラムを叩く曲が極端に少なく(9曲中3曲)、ほとんどでオルガン、クラヴィネットを弾き、また1曲ではボーカルまで披露してます。

代わりにドラムを叩くBob Mosesも良いドラマーなのですが、DeJohnetteのバンドで、DeJohnetteがドラムを叩かないというのは、やはり聴くものとして納得がいかないところです。

 

他メンバーも地味で、Harold VickBlueNoteのオルガン系のアルバムで名前を目にするだけに、渋い人選だなぁと感じます。ただ、このアルバムでは一番活躍していて、Vickのフロントにも思います。

それとRoland PrinceElvin Jonesのバンドでたまに目にしますが、そちらもこちらもそこそこのプレイという印象です。

 

ただ、曲単位に考えると、なかなか良い曲もあります。

カリプソを導入した”Compost Festival”、ノリが良い”The Ripper””Buzzard Feathers”などは、結構楽しめます。

 

以後DeJohnetteはこちらの路線からは離れ、ECMレーベルでハードなJazzアルバムを出すようになったのは、ある意味で正解だったのかもしれません。

 

# DeJohnetteほどの達人でも、若き日にはいろいろあったのだなぁと思わせる作品です。TKO

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Progressive/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Interplay