Jack DeJohnetteが率いたFusionバンド:Compostのアルバムが遂にCD化されました。
このアルバム、20年以上前に中古LPで見かけて以来、LPで見かけることもなく、またCD化もされずにいましたので、やっとの思いが大きいです。
本アルバムが吹き込まれた1970年代前半というと、Miles Davisが電化したRock/Funkアルバムを出していました。
またHerbie Hancock,Chick Corea,Tony
Williams,Joe Zawinulと数多くのMilesバンドの出身者もまたJazz Rock/Fusionアルバムを出していた時代です。
そうなると、同じくMilesバンドの出身者のJack DeJohnetteも同様にJazz Rock/Fusionアルバムを出したのであろうというのは想像に難くありません。
ただ、本アルバムが上述のアルバムと違って、あまり知られず、またCD化も遅れたのは、あまり内容がよろしくないのであろうと・・・いうのは薄々予想していました。
実際に聴いてみると、やはり予想通りパッとしない内容の気がします。
一番の原因は、DeJohnetteがドラムを叩く曲が極端に少なく(9曲中3曲)、ほとんどでオルガン、クラヴィネットを弾き、また1曲ではボーカルまで披露してます。
代わりにドラムを叩くBob Mosesも良いドラマーなのですが、DeJohnetteのバンドで、DeJohnetteがドラムを叩かないというのは、やはり聴くものとして納得がいかないところです。
他メンバーも地味で、Harold VickはBlueNoteのオルガン系のアルバムで名前を目にするだけに、渋い人選だなぁと感じます。ただ、このアルバムでは一番活躍していて、Vickのフロントにも思います。
それとRoland PrinceもElvin Jonesのバンドでたまに目にしますが、そちらもこちらもそこそこのプレイという印象です。
ただ、曲単位に考えると、なかなか良い曲もあります。
カリプソを導入した”Compost Festival”、ノリが良い”The Ripper”、”Buzzard Feathers”などは、結構楽しめます。
以後DeJohnetteはこちらの路線からは離れ、ECMレーベルでハードなJazzアルバムを出すようになったのは、ある意味で正解だったのかもしれません。
# DeJohnetteほどの達人でも、若き日にはいろいろあったのだなぁと思わせる作品です。(TKO)
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Out of melody/code
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Conservative
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Progressive/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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