Chick Corea/Stefano Bollani「Orvieto」ECM Records (ECM 2222 B0015980-02 ) 2011 - Germany  

 

Chick Coreal(p),Stefano Bollani(p)

 
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ●骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ○ロック系       ● ECM

 

本作はチック・コリアとステファノ・ボラーニのピアノ・デュオ作品です。

 

チックのピアノ・デュオというと、古くはハービー・ハンコック、最近では上原ひろみとの共演があります。

そして今回チックの相手はステファノ・ボラーニ。

ECMではリーダー作や、サイドメンとして何枚もアルバムを出しています。

ある意味、新旧ECMピアニストの共演・・・こういった構図は初ですので、興味深いところです。

 

これまでチックのピアノ・デュオは、お互いのソロをフィーチャーし、ピアニストとしての個性が上手く引き出される音楽でした。

このボラーニとのピアノ・デュオは、これまでのものと音楽的に一味違います。

インタープレイはありますが、ソロは短く同時進行的で、むしろ2台のピアノで一つの音楽を共演していくアプローチを伺えます。

 

取り上げるレパートリーは各オリジナル曲を1曲ずつ、あとはボサノバのジョビンのカバーやJAZZスタンダード、そして特に曲としない2人の即興です。

ただ、そこにはスペインもラ・フィエスタも無く、アーマンズ・ルンバという、チックとしてはやや地味目な曲を取り上げています。

 

ところでこのアルバムはチック・コリア久しぶりのECMレーベルのリーダー作です。

ECMレーベル吹き込みというと、1985年以来ですので、26年ぶりですね。

途中、ミノスラフ・ヴィトウスのECM盤に参加していますが、リーダーとなるとそれだけのブランクがあります。

そしてチック・コリアのピアノ・デュオとしては、ECMでは初となります。

チックの謝辞のなかに、マンフレッド・アイヒャーの名前を見つけたとき、ウルっときたECMファンも多かったはず・・・。

 

# チックのピアノの音をECMサウンドの新作で聞けるとは格別です。 (TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay