Larry Carlton Trio 「The Paris Concert New Morning」 335 Records(CD335-0009) 2011 - U.S.A.  


Larry Carlton(guitar), Travis Carlton(bass), Toss Penos(drums),
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ●JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

ラリー・カールトンがベース、ドラムスという最少編成で行ってパリでのライブ音源で、先行リリースされているDVDと同じテイクである。
ベースのトラヴィスはラリーの息子という親子トリオでもある。

演奏の方は全編を通してブルースを基調にしながらも恐らくはカールトンの作品の中でも最もジャズ色が強いのではと思われるかなり渋い演奏である。
フォープレイ加入時にはちょっとぎこちなささえ感じられたオクターブ奏法までも多用しているのはちょっと意外でもある。

終盤になると古いレパートリーの「Last Nite」、「Room 335」ではリズムのせいか若干派手な演奏になるが、それでも「Room335」としては最も渋いヴァージョンだろう。

ところでこのCD大きめのスピーカーで再生するとトラヴィスのベースがかなりの重低音まで出ていることがわかる。ベースがズンズンとコンスタントにくるので小さなスピーカーで聴いた時と全体のサウンドの印象がかなり変わるアルバムである。 (橋 雅人)



   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay