ニューヨークを拠点に活躍するベテランのリズム・セクションと若手から中堅に差し掛かろうとするフロントというちょっと変わった取り合わせのユニットのアルバム。
ジェイ・アンダーソンとアダム・ナスバウムというリズム陣は一時期のマイケル・ブレッカー・バンドを彷彿させるし、シーマス・ブレイクも状況によってはブレッカーフォロワーの側面も見せるので、この3人だけだと割とオーソドックスなコンテンポラリー・ジャズの音になっていたのだろうが、オズ・ノイの存在がかなり曲者だ。
ノイのエフェクト色の強いギターを触媒にするように全体のサウンドがかなりアブストラクトな方向に流れていくように聴こえる。
「Will Call」で聴かれるノイとシーマスの2人同時に絡んでいくインプロビゼーションはかなりおもしろい。
一方「Guineevere」や「Days Of Old」と言ったバラード曲での抒情的な雰囲気も絶品で、こう言った曲ではシーマスの表現力の豊かさに驚かされる。
全体に風変わりと言ってもよいようなサウンドで最初ちょっと取っつき難さがあるのだが、繰り返し聴いているうちにはまってしまうようなアルバムである。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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