日本のフュージョン界の雄、T-SQUAREの37枚目となるニューアルバム。
全曲メンバーのオリジナルの9曲で構成される「Nine Stories」は、インストゥルメンタル・ポップ・グループ、T-SQUAREの王道を行くようなアルバムになっている。
メロディー重視の楽曲はインストながらどれもシンプルで覚えやすく入っていきやすいものばかりだ。
最後を締める伊東のEWIがテーマをとる唯一のハードな曲「A〜for the rookies〜」もロック色が強いアレンジだが、あくまでもメロディーが中心になっているように感じられる。
9曲はメンバー4人がほぼ均等に作曲を担当しており、それがどの曲もバンドとしてのT-SQUAREのサウンドに違和感なく溶け込んでいて、若手2人を加えた現メンバーの体制が熟成してきていることを感じさせる。
その中で1曲だけブルースロック調のギターとハモンド系のオルガンサウンドが聴けて従来のT-Sサウンドとは雰囲気の違う「A・I・TA・KU・TE」がリーダーの安藤の手によるというのも面白い。
現メンバーでのT-SQAUREのバンドとしての正常進化形が確認できるようなアルバムである。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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