Mark Egan 「Truth To Be Told」 Wavetone (WT8642) 2010 - U.S.A.  


Mark Egan(Bass), Vinnie Colaita(Drums), Mitch Forman(kb), Bill Evans(sax), Roger Squitero(perc)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

初期のパット・メセニー・グループやギル・エヴァンス・オーケストラのベーシストだったマーク・イーガンの最新スタジオ録音盤。
サックスのビル・エヴァンスをフィーチャーした、エレメンツを連想させるような編成で録音されている。

ただ1曲目からかなりタイトではりのあるちょっとファンキーなサウンドで、イーガンのフレットレス・ベースを中心に幻想的なニューエイジっぽいサウンドが多かったエレメンツとはちょっと違うサウンドになっている。
イーガンのフレットレス・ベースも全編にフィーチャーされているのだが、コーラス系のエフェクトをよくかけていた昔よりもストレートな音色で太くクリアで芯のある音だ。

カリウタの抜けのいいドラムも心地よいし、以前よりストレートに吹くようになったビル・エヴァンスのサックスがより音の輪郭をはっきりさせているように聴こえる。
またアコピ、エレピを使い分けるミッチ・フォアマンのキーボードも聴き応えがある。

奇をてらわないストレートなフュージョン、コンテンポラリー・ジャズの好演が聴ける最近では貴重な作品と言っていいだろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay