暫く前にリリースされていたラリー・カールトンのベスト盤だが、ベスト盤だと思って流していたら、タイトルをよく見ると「Rerecorded」と書いてあるではないか。全曲、新録ばかりの立派なニュー・アルバムなのである。
1曲目は「On Solid Ground」に収録されていた「All In Good Time」からという渋い曲から始まるが、それに続いて「Room 335」、「Smiles and Smiles to Go」とお馴染みのナンバーが続く。
どの曲も非常にリラックスした雰囲気で、まるでホームパーティーにカールトン・バンドがきてくれて演奏してくれているようなアット・ホームな感じの演奏で、カールトンのギターを完璧にコントロールした細かなニュアンスまで聴き取れるようなサウンドだ。
2曲ほどあるブルース系のロックテイストの強い曲以外は、いつもはラウドな印象のあるカリウタのドラムもかなり控えめである。
ギター職人カールトンの円熟の技が全編で楽しめるアルバムである。
ライナーノートに「Room 335」の初録音はジャコ・パスとリアス、スティーブ・ガッド、ミシェル・コロンビエで録音されたが、結局リリースはされていないと書いてある。これも是非一度聴いてみたいものである。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
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Mellow |
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Hard |
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Cool |
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Out of melody/code |
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Progressive/Tricky |
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Interplay |
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