ぺガサス(野呂一生&櫻井哲夫)「ペガサス〜アコースティック・デュオ」KING RECORDS(KICJ 579) – 2010 Japan  

野呂一生 (ac-g),櫻井哲夫(ac-b)
 
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ECM
 

カシオペアの野呂一生と元カシオペアの櫻井哲夫のデュオが発売されました。

現在カシオペアは活動休止中ですが、今年でカシオペア結成してから30年目でということらしいです。

 

このデュオはどちらもアコースティック楽器を使い、音に厚みがあって、デュオでもここまで出来る事に驚きです。

野呂のギターにはアコースティックギターのイメージが無かったですが、これが素晴らしく絶品です。

メロディが単音、複音、そしてコードを絡めて、センスの良い、特にJazzギターを思わせるギターワークが凄いですね。

コード・カッティングも、アコースティックなのに、エレクトリックと遜色のないシャープさで、しかもアコギだけに音も分厚いです。

 

櫻井のベースは、アコースティック・ベースという、ギターのような形で太い6弦です。

これがまた音色がベースともギターともつかない低音で、唸りをあげるようなベースラインがなんとも魅力的でたまらないです。

 

演奏曲は、野呂、櫻井のオリジナル、カシオペア、Rock名曲や他カバー。

目玉はやはりカシオペアの、それも櫻井在籍時の曲でしょう。

特に”Pastel Sea”はあまりの素晴らしさに脱帽です。「Make Up City」という割と地味目(でも大愛聴盤)な作品からですが、オリジナル演奏とはまた一味違い、そして新たな魅力を発見しているように思えます。この曲には本当にまいりました。

 

それと”Midnight Rendezvouz”,”Take Me”も、Fusionファンで無くとも耳にするような名曲で、センスのよいアレンジで聴く前の想像を上回る素晴らしい演奏になっています。

これらカシオペアの(ある意味)カバーを聞くだけでも、このCDを聴く価値は大です。

 

それ以外の特に有名曲のカバーは、この2人の音楽的傾向を推測できるような興味深い選曲です。

もしかしたら、こういった曲は、2人が出会ったアマチュア時代に演奏したのかもしれません。

 

購入前は、カシオペアのマイナス2だし、音が薄くないかなと迷いました。

しかし、購入して聞くと、音が薄いなんて皆無で、むしろ2人だからこそ伝わるものが多く、細かいテクニックも聞き取れるようで非常に楽しめました。

 

またオーディオ的にも秀逸で、右にギター、左にベースとよっていて、それもダイレクトで迫力のあるサウンドが楽しめます。

 

#  このデュオは予想を超えていました。素晴らしい作品です。(TKO

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Progressive/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Interplay