Mike Mandel 「Sky Music」 Vanguard (VCD79409) 1978/2010 - U.S.A.  


Mike Mandel(kb), David Sanborn(Sax), Gary Anderson(Sax), Wilbur Bascomb, Jr.(Bass), Crusher Bennett(Perc), Gerry Brown(Drums), Jon Faddis(tp), Alex Foster(Sax), Chris Hills(Perc), Burt Jones(Guitar), Steve Khan(guitar), John Lee(Bass), Lou Marini(Sax), Chris Parker(Drums), Barry Rogers(tb). Lew Soloff(tp), David Taylor(tb), Darryl Thompson(Guitar), George Young(sax), Lou Marini(sax)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●NY系

マイク・マンデルと言えばラリー・コリエルが率いていた11thハウスのキーボード奏者として知られているが、そのマンデルが1978年にリリースしたリーダー・アルバムの初CD化。

11thハウスでの印象からジャズ・ロック色の強い作品かと思っていたら、ぐっとファンキーなサウンドでNY系のスタジオ・ミュージシャンでバックを固めて70年代のNY系フュージョン・サウンドの典型のような音になっている。

ヘッド・ハンターズのようなリズムにブレッカー・ブラザーズのようなホーン・セクションがのってデビッド・サンボーンがソロをとるという1曲目「Pyramids」はかなりカッコよい。サンボーンのソロもかなり活きがいい。

2曲目はビリー・ジョエルの「Just The Way You Are」のカバーでペースが変わるがアルバムを通して、ファンク系のリフが前面に出る曲とメロディー重視の曲がバランスよく配置されている。 カバーでは他にスティーリー・ダンの「PEG」も演奏されているが、それ以外は全曲マンデルの手によるオリジナルで聴かせている。 (「PEG」はボーナストラックとして別テイクが収録されている。)

またマンデル自身の演奏は粘っこいシンセ・リードから、リチャード・ティーばりのアコースティック・ピアノまで守備範囲の広いところを見せている。

予想以上に楽しめるアルバムで掘出物の1枚といった感のあるアルバムだ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                   Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay