Larry Carlton 「Plays The Sound Of Philadelphia」 335 Records (84502694307) 2010 - U.S.A.  


Larry Carlton(guitar), Tony Desare(kb), Paul Shaffer(organ), Tommy Byrnes(rhythm guitar), Christopher Li'Nard Jackson(bass), Andrea Valentini(drums), Vic Stevens(perc), Bill Labounty(vocal), Carla Benson(back vocal), Charlie Holloway(back vocal), Mark Douthit(sax), Darcy Hepner(b.sax), Steve Guttman(trumpet), Nick Marhione(trumpet), Dale Kirkland(trombone), Chris Komer(f.horn)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ●ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●スムース系

フォープレイを脱退したラリー・カールトンの最新リーダー・アルバム。
フォープレイの脱退理由がソロ活動に専念するためとのことで、それも自己の335レコードからのリリースなので、さぞやコアなサウンドでくるのかと思っていたら、内容は意外なほどのスムース系で、フォープレイの延長線上と言ってもいいようなギターを披露している。

タイトルのSound Of Philadelphiaとは70年代に一世を風靡したスウィート&メロー系のソウルサウンドで、具体的にはスピナーズ、オージェイズ、ハロルド・メルヴィンなどのヒット曲をカバーしている。

カールトンのギターはコアなプレイを期待している向きには若干物足りないかもしれないが、歌心、表現力という面では超一級の演奏を聴かせてくれている。
そして曲が往年の名曲ヒットパレードとあれば、はずすはずはないといったアルバムである。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay