山木秀夫 和田アキラ 「improvisation」 ビートオンビート (DDBB8003) 2010 - Japan  


山木秀夫(drums, Engawa), 和田アキラ(guitar)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ●ロック系        ○その他

ギタリストの和田アキラとドラマーの山木秀夫の2人だけでのライブを収めた映像作品。
プリズムのギタリストとして日本のフュージョン・シーンを支えてきた和田と80年代には佐藤允彦のMedical Sugar Bank、Kazumi Band、マライアなど日本のフュージョンシーンの中心的なバンドで活躍した山木という組合せでもあり、最近他界された深町純とのユニットKEEPの再演という組合せでもある。

ただしDVDのタイトルが「improvisation」,その収録曲は5曲中4曲までが「improvisation#1」から「improvisation#4」までならんでいるだけというかなりストイックな内容だ。

1曲目、2曲目は和田が深めのディストーションが効いた音色で弾くまくりるのに山木が応酬するというスタイルでかなりへヴィーな演奏である。
3曲目は山木が前半はドラムではなくカリンバのような音色を出す楽器、エンガワでエスニックな味を出してちょっと雰囲気が変わる。和田のギターが炸裂しだす後半ではKEEPのレパートリーであった深町純の「Dance Of Paranoid」のフレーズが顔を出す部分もある。
4曲目は和田にしては珍しく少しブルースを感じさせるような演奏だ。
最後の曲「One Step Ahead 2010」だけはシーケンスパターンをバックにした演奏なので、テーマがあってソロがあるという普通の曲になっている。

ヘヴィーメタル・プログレッシブでコアなサウンドをほぼ全編インプロビゼーションで演ってしまっているというかなり壮絶な作品である。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                   Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay