Toph-E & The Pussycats 「Live in Detroit」 - (-) 2004 - U.S.A.  


Clifford Carter(kb,piano), Will Lee(bass,vocal), Ralph MacDonald(perc), David Mann(sax,flute), Chris Parker(drums)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●NY系

今年スタジオ録音盤「No Ordinary Day」をリリースしたNY系フュージョンのつわものが集まったバンド、トフE&プッシーキャッツのデビュー作となる2004年録音のライブ盤。
最近のスタジオ盤が良かったので、未聴だったこのライブ盤を遅まきながら入手した。

スタジオ番はオリジナル曲中心だったが、このライブ盤はエリントンの「Rockin’ In Rhythmn」に始まり、カバー曲が中心だ。
グローバー・ワシントンの大ヒットナンバー「Just The Two Of Us」、アルバムの最後を締める「Mr. Magic」、ドン・グローニックの手による「Human Bites」、スタジオ盤でも取り上げていたリチャード・ティーへのトリビュート「Tee」、マイルスの「All Blues」などアルバムを聴き進むにつれて、この選曲はこの世を去った彼らの大先輩と同僚たちへのトリビュートだということに気が付かされる。

演奏はライブ盤ということで、スタジオ盤に比べてリズム陣に勢いがあってパワフルだ。
ラルフ・マクドナルドのパーカッションがより前面にでて引っ張っているし、ウィル・リー、クリス・パーカーのリズム・セクションもタイトで心地よい。

今更ながらのサウンドなのだが、やっぱりこういうフュージョンっていいよなあと思わせるクォリティーを持った作品である。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                   Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay