Tohpati Ethnomission 「Save the Planet」 Moon June Records (MJR035) 2010 - U.S.A.  


TOHPATI(electric guitar, midi synth guitar), INDRO HARDJODIKORO(bass), DIKI SUWARJIKI(suling - Sundanese flute), ENDANG RAMDAN (Indonesian perc), DEMAS NARAWANGSA(drums, Indonesian perc)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ワールド系

インドネシアのバンド, simakDIALOGに参加していたギタリスト、Tohpatiの率いるバンドの最新アルバム。 フュージョンというかジャズロックをベースとしてインドネシアの伝統的なパーカッションそして木笛をフィーチャーしたユニークなサウンドである。

ギタリストのアルバムながら、延々とソロを取るというよりもかっちりと作りこまれた複雑なアンサンブル重視のサウンドである。 ドラムスと民族色の強いパーカッションが絡みあっってソリッドなベースと共に繰り出すリズムをベースに、エッジの効いたロック色が強い音の中にもエスニックなフレイバーを醸し出すギター、そしてギターとは対照的な柔らかさを出している木笛が織り成す音は意外なほど現代的でシャープだ。

またTohpatiのギターは4曲目の「Ethno Funk」が圧巻。ソリッドな音色、ユニークなフレージングでぐいぐいと引き込まれる。 また曲によってはかなり深めのエフェクトをかけたクセの強いソロも聴かせている。

かなり新鮮かつ、カッコいいサウンドのアルバムである。 (橋 雅人)

Video Clips:



   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay