Oscar Peterson Trio with Joe Pass 「Live in Tokyo 1987」 ヤマハミュージックアンドビジュアルズ (YMBZ-30117) 1987/2010 Reissue - Japan   


Oscar Peterson(piano), Joe Pass(guitar), David Young(bass), Martin Drew(drums)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

20世紀後半を代表する技巧派ジャズ・ピアノの巨匠オスカー・ピーターソンとジャズ・ギターの巨匠ジョー・パスの1987年2月28日の東京での共演コンサートの模様をとらえた映像作品。
1925年生まれのピーターソンはこのライブの時点でまだ62歳。
ピアニストとしてまだまだ脂ののっている時期で、随所で超絶振りを聴かせていてとても60を過ぎているとは思えない好調さだ。

小編成で個性を際立たせるピーターソンのハイライトはライブの中間部で聴かせるソロピアノでの「I Can't Get Started(言い出しかねて)」だ。
ピアノファンにはこの作品を通して随所で見られるピーターソンの鍵盤を真上からとらえているショットが嬉しいだろう。
それに続くパスのソロ・ギターでの「Come Sunday」も素晴らしいが、このライブ全体を聴くと正直なところパスはこの時点ではもはやピークを過ぎていたのではと思わせる部分もある。

また2人のデュオでしっとりと聴かせるバラード「My One And Only Love」もいい出来だ。

後半部をアップテンポで盛り上げるカルテットでの「Reunion Blues」から「Sushi Blues」の演奏も圧巻である。

いずれももうライブでは見ることができない2人の巨匠の貴重な映像である。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay