Marcus Miller Night In Monte-carloビクターエンタテイメント株式会社 (VICJ-61619) 2010 Japan  

Marcus Miller(b.b-cl),Roy Hargrove(tp),Raul Midon(vo,g),
Alex Han (as),DJ Logic (turn table),Federico Gonzalez Pena (key,perc)
Poogie Bell(ds),Herbie Hancock(p),
Orchestre Philharmonique De Monte-Carlo
 
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ECM
 

マーカス・ミラーのバンドが、モンテカルロ交響楽団と共演した作品です。

全体的に、いつものマーカス・ミラー・バンドと違い、オーケストラとの共演ということでメロウな仕上がりになっています。

アップテンポな曲もありますが、どちらかというとバラードが多く、いつものマーカス・ミラーのアルバムのいけいけな雰囲気は少ないです。

むしろ、こういう編成なので、マーカス版のバラード・アルバムということに近い気がしました。

 

曲は全てマーカス側のレパートリーですが、選曲は普段のマーカスと違っています。

特にマイルス・デイビスのレパートリーでもあった、So WhatI Love You PorgyAmandaなどが目を引きます。

So Whatはダンサンブルなアレンジで、マイルスが聞いたら何を言うかなと思うほど、なかなか楽しい演奏です。

I Love You Porgyはジャズのスタンダードナンバーで、名演は数多く、マイルスはギル・エヴァンスと、ビル・エヴァンス、キース・ジャレットというところが思い出されます。

これは元々ガーシュインの曲ですので、特にオーケストラと相性が良いようですね。

Amandlaはマイルス晩年の曲ですが、作曲者はマーカス・ミラー。

ロイ・ハーグローブがゲストでトランペットのメロディを吹き、そしてバンドとオーケストラが加わる、壮大でメロディアスな演奏です。

 

Strange Fruitsでは、ハービー・ハンコックがゲストで、マーカスがバス・クラリネット、そしてオーケストラの演奏になります。

マーカスのバス・クラリネット演奏は大抵アルバムの一種のハイライトになっていますが、このアルバムでも結構ニクイところで演出していますね。

 

# マーカスのアルバム中、髄一のくつろぎに満ちたアルバムかもしれません。(TKO

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Progressive/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Interplay