去る5月16日に享年91歳で他界されたピアニスト、ハンク・ジョーンズの遺作。
2月に東京で録音されたものである。
グレート・ジャズ・トリオ名義での作品になっており、リズムセクションは若手の2人が支えている。
もっともトリオ名義ながら1曲目の「Night In Tunisia」からロイ・ハーグローブのトランペットがフィーチャーされていていつものグレート・ジャズ・トリオとはちょっと雰囲気が違う。この共演はブルーノート東京でのハーグローブの飛び入りでの演奏から実現されたという。
またサックスをフィーチャーしたハンコックの作品「Cantaloupe Island」も所謂ハンク・ジョーンズのイメージとはかなり違う曲だが、意外なほどパワフルでファンキーだ。
一方で「The Summer Knows」や「My Foolish Heart」などではハンク・ジョーンズならではの、ワン・アンド・オンリーなジェントルで繊細なタッチのピアノもしっかりと披露している。
ジャズの歴史そのものとも言える91年を生き抜いてきたハンク・ジョーンズの人生に敬意を表したい。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
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Heavy |
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Cool |
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Out of melody/code |
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Progressive/Tricky |
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Interplay |
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