Hank Jones The Great Jazz Trio 「Last Recording」 Village Music (VRCL-18846) 2010 - Japan (SACD Hybrid)  


Hank Jones(piano), David Wong(bass), Lee Pearson(drums), Roy Hargrove(tp), Raymond Mcmorrin(t.sax)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○ワールド系

去る5月16日に享年91歳で他界されたピアニスト、ハンク・ジョーンズの遺作。
2月に東京で録音されたものである。
グレート・ジャズ・トリオ名義での作品になっており、リズムセクションは若手の2人が支えている。

もっともトリオ名義ながら1曲目の「Night In Tunisia」からロイ・ハーグローブのトランペットがフィーチャーされていていつものグレート・ジャズ・トリオとはちょっと雰囲気が違う。この共演はブルーノート東京でのハーグローブの飛び入りでの演奏から実現されたという。

またサックスをフィーチャーしたハンコックの作品「Cantaloupe Island」も所謂ハンク・ジョーンズのイメージとはかなり違う曲だが、意外なほどパワフルでファンキーだ。

一方で「The Summer Knows」や「My Foolish Heart」などではハンク・ジョーンズならではの、ワン・アンド・オンリーなジェントルで繊細なタッチのピアノもしっかりと披露している。

ジャズの歴史そのものとも言える91年を生き抜いてきたハンク・ジョーンズの人生に敬意を表したい。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay