京都のレーベルからお経と即興演奏を組み合わせたユニークな作品が届いた。
参加ミュージシャンは共演しているのではなく、それぞれが2−3曲づつお経とともに演奏している。
4人の演奏の中では個人的には山下の演奏が一番お経にフィットしているように思える。どちらかというと肘打ちなど爆発的な演奏という印象のある山下のピアノだが、ここでは淡々とバックで唱えられるお経に見事なほど溶け込んだ演奏をしている。
岡本のちょっとラテンがかった哀愁を含んだアコースティックギターとお経のマッチングとコントラストの妙もおもしろい。
また日野の法螺貝奏者とのコラボもお経に違和感なくマッチしている。
参加ミュージシャンの中では頭抜けて若い安達の演奏はエレキ・ギターのサウンドと相まって若さが感じられ、他の3人がお経に溶け込もうとしたサウンドなのに対し、彼女はお経と対峙している雰囲気だ。
お経って意外と音楽的なんだと感じれるアルバムである。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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