今年で75歳のベテラン・ピアニスト、ドン・フリードマンのトリオ作。
タイトルからすると1962年のフリードマンの出世作「Circle Waltz」の21世紀版リメイク作という位置付けなのかと思うが、62年作とかぶっているのはタイトルチューンの「Circle Waltz」のみで他はオリジナルの新曲1曲とスタンダード・ナンバーで占められている。
オープニングの新曲「Spring Song」からビル・エヴァンス直系のリリカルなピアノ・トリオ・サウンドがたっぷりと楽しめ、そういう意味ではエヴァンスの再来と言われた62年作の路線を踏襲ということなのだろう。
リズム・セクションのジョージ・ムラーツ、ルイス・ナッシュもそのサウンドにピタリとはまった好演を聴かせている。
スタンダード・ナンバーもあまりエヴァンスを聴きこんでいない私はこのアルバムを「エヴァンスの未発表録音」と言って聴かされたらそのまま疑いもなく信じてしまうような雰囲気だ。(疑うとしたらエヴァンスの録音にしては音が良すぎることくらいだろうか)
もっともそういったバックグラウンドなど考えずにただCDをプレイヤーに載せて聴くだけでどんなシチュエーションでも素直に楽しめる上質なジャズ・サウンドが詰まっているアルバムだ。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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