伊藤君子 & NY All Stars 「Live In New York 1994」 ヤマハミュージックアンドビジュアルズ (YMBZ-30121) 1994/2010 Reissue - Japan   


伊藤君子(vocal), Ronnie Cubar(sax), John Tropea(g), 野力奏一(kb), Will Lee(bass), Steve Gadd(drums), Ralph MacDonald(perc)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ●歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

ベテラン・ジャズ・シンガー伊藤君子が94年3月24日にニューヨークのジャパン・ソサエティー・ホールで行なったライブの映像作品。

選曲は「All Of Me」のようなジャズのスタンダードナンバーからビートルズの「Love」、ビリー・ジョエルの「New York State Of Mind」、サイモン&カーファンクルの「明日に架ける橋」などポップスのカバーまで幅広く聴きやすい。

NY ALL STARSのバンド名通り、ニューヨークのファースト・コールのミュージシャン達がバックを固めている。80年代からニューヨークのトップ・ミュージシャンを起用し続けていた伊藤ならではの人選と言えるだろう。
ガッド、キューバと並んでいるとガッド・ギャングあたりを彷彿とさせるような顔ぶれだ。そのためだろうか野力奏一のローズはかなりリチャード・ティーっぽく弾いているように聴こえる。

そのつわもの揃いのミュージシャンの中でも光っているのはギターのジョン・トロペイの演奏だ。
古くはデオダートのサポートから最近でも精力的にリーダーアルバムをリリースするトロペイだが、ここでは「New York State Of Mind」でのソロなど随所で渋いプレイを聴くことができる。

主役、伊藤君子の歌のハイライトは何と言っても「明日に架ける橋」だろう。ソウルフルなバックのリズムに乗ってゴスペル風にアレンジされた曲を力強く歌い上げ、コンサートの最後を飾っている。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay