菅沼孝三 「Convergence」 Vega Music Entertainment (VGDBRZ0042) 2010 - Japan  


菅沼孝三(drums), 高崎晃(g), 矢堀孝一(g), Billy Sheehan(bass),Masaki(bass), 西脇辰弥(kb), Jeremy Cloake(Yidaki), Satoko(Timbales), Project和豪
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ●ロック系        ●ワールド系

超絶技巧系として知られるドラマー、菅沼孝三の3作目のリーダーアルバム。
今作は従来からのワールド・ミュージック、フュージョン路線に加えてメタル・サウンドが大々的にフィーチャーされ、Loudnessのギタリスト、高崎晃、Mr.Bigのベーシスト、ビリー・シーンが参加している。

特に高崎のギターは凄まじく、エッジの効いたハードなギターは聴き物で、このアルバムのハイライトとなっている。
一方、もう一人参加しているフュージョン系ギタリストの雄、矢堀のギターもそれに負けず劣らず弾きまくっていて高崎とはまた違った個性を放っている。
ギターファンとしてはこの2人のギタリストを聴き比べるだけでなかなか楽しめる。

どの曲もよく練られている上に、変化に富んでいて、アルバム全体を通してトータルで楽しめるのだが、かと言ってドラマーとしての菅沼はバッキングに徹しているわけではない。
押さえるところは押さえた上で、ここぞというポイントではこれでもかというくらいに叩きまくっている。
音楽的性と技巧的性が高度に融合したサウンドと言ってよいだろう。

ドラム少年、オヤジのためにはボーナストラックとしてドラムスのマイナスワンのトラックが2曲収められている。 (もっとも菅沼のコピーはかなり大変に違いないが) (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay