Larry Carlton & Tak MatsumotoTAKE YOUR PICK」VERMILLION RECORDS (BMCV-8031) 2010 Japan  

Larry Carlton(g), 松本 孝弘(g),
Michael Rhodes(b),Billy Kilson(ds),Jeff Babko(key),
Mark Douthit(sax),Mike Haynes(tp),Barry Green(tb),
渡辺ファイヤー(sax),武田和大(sax),上石統(tp),東條あずさ(tp) 
 
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ECM
 

ラリー・カールトンとBzの松本 孝弘の共演作品です。

実現した経緯はともかく、話題性はありますね。

 

これまでラリー・カールトンは、共演ギタリストとしてリー・リトナー、スティーブ・ルカサー、ロベン・フォードと共演してきました。

いずれもステレオの左右にギター・パートが分かれて、こちらはカールトン、こちらは誰々というように楽しめました。

しかし、今回の作品はギター・パートを分けていないので、誰が弾いているかは、左右のステレオで判断するのではなく、音そのものやギター・フレーズで判断することになります。

 

それはこのアルバムの性格をも現しているようです。

今までのアルバムはギタリスト同士の対決を楽しめた「競演」という面を持っていましたが、今回のアルバムは競い合うのではなく、むしろ一緒に演奏した「共演」のアルバムと言えるかと思います。

 

曲はカールトン、松本でほぼ半々を作曲しています。

サウンドもカールトン側の洗練されたFusion系にあわせている感じですね。

ただ聞けば、どの曲をどちらが作曲したのかはすぐにわかります。

カールトンのプレイは、歌いまくるギターと饒舌なフレーズで、さすがだなぁと思います。

松本のプレイはRock色が濃く、こちらもなかなか健闘しているかと思います。

基本的にサポートを勤めるのはラリー・カールトン側なので、安心して聴く事ができます。

 

トータルなサウンドで評価すると、これはなかなか楽しめるFusionアルバムに思います。

2人のギタリストが、競うのではなく、共演することで、くつろぎに満ちたアルバムになっている・・・というところでしょう。

 

# 今までのカールトンのギタリスト共演作とは、一味違ったアルバムですね。(TKO

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Progressive/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Interplay