Bob Mintzer 「Canyon Cove」 ポニー・キャニオン (PCCY30160) 2010 - Japan  


Bob Mintzer(sax, bass clarinet, flute), Peter Erskine(drums, perc), Larry Goldings(organ), Judd Miller(EWI)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

サックス奏者ボブ・ミンツァーの3年振りのリーダーアルバム。 中村照夫がプロデュースをしており80年代のミンツァーの「Papa Lips」やRising Sunあたりの活動が思い起こさせるが、近作はオルガン、ドラムスとのトリオというミニマルな編成となっていて、ビッグ・バンドでの活動が多いミンツァーの作品としては異色といえるだろう。

ミンツァーのオリジナルを中心にジャズ色が強いながらもR&B色を感じさせる演奏が中心となっており、ミンツァーのブレッカー直系ながらも暖かい音色のサックスが堪能できる。また数曲ではバス・クラリネットも聴くことができる。 EWIのジャド・ミラーの参加はImprov#1, #2, #3と名付けられた短い3曲のみである。

ミンツァーのビッグ・バンドのデビュー作から「Papa Lips」、「Truth」、「Mr.Fonebone」の3曲が取り上げられているのも注目だ。 「Truth」(と言ってももちろん日本の某バンドのヒット曲とは同名異曲)のメロディーラインは今改めて聴いてみても名曲だと思う。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay