Various California ConcertSony Music Entertainment(88697 76405 2 ) 1972/2010 U.S.A. - Reissue  

 George Benson(g),Freddie Hubbard(tp),Hubert Laws(fl),Stanley Turrentine(ts),
 Hank Crawford(as),Johnny Hammond(key),Ron Carter(b),Billy Cobham(ds),
 Airto(perc)
 
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ECM
 

Fusion初期の代表的レーベルCTI。

そのCTIレーベルのリリースした、「カリフォルニア・コンサート」に未発表曲を追加して再発されました。

 

追加された曲は、”Impression”2335秒、“So What712秒、“Straight Life1933秒の合計6020秒という、未発表曲だけでも1時間を超える分量です。

 

まだFusionというジャンルの確立以前の演奏という感じで、かなりJAZZ寄りです。

それとオールスター・プレイヤーによるジャムセッションで、ちょっと緊張感が緩んだ感じがします。

また司会が余計なことに曲ごとに解説を入れ、それも演奏が始まっているのにも関わらず語りを入れるのは、Jazz/Fusionというよりも、なにかショウのような雰囲気ですね。

それでも聴きどころは、これだけの演奏者がレベルの高いプレイを聞かせるところでしょう。

 

ジョージ・ベンソンは、まだ歌がヒットする以前の頃で、いちギタリストとしての参加です。

今回ベンソンをフィーチャーした“So What”が追加されたのも、その後の活躍があったからかもしれません。

逆にこれまでベンソンのフィーチャー曲が収録されて無かったというのも、当時のベンソンのポジションを物語っていますね。

しかし、ベンソンは、ここでかなり気合の入った演奏をしています。

 

またフレディ・ハバードも脂の乗り切った時期で、名曲”Red Cray”に今回追加された“Straight Life”と、そのストレートで鳴りの良いトランペットに魅了されます。

これ以外の曲でも、ハバードのプレイはいずれも素晴らしいですね。

 

またビリー・コブハムもCTIレーベルでは色々なアルバムでサイドメンとして参加していることもあり、全ての曲で大健闘しています。

どの曲も演奏時間が長く、そして全ての曲を叩くわけですから、その体力とスタミナは驚異的ですね。

 

ブレーク直前のベンソン、Fusion時代のハバード、マハビシュヌ・オーケストラ在籍時のコブハムという、Fusionファンからしたら、ちょっと気になる時期の3人を聴ける好アルバムです。

ただ、JAMセッションということから、好みが分かれるかもしれません。

 

# Fusionの歴史の1ページを垣間見ることのできるアルバムですね。(TKO

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Progressive/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Interplay