矢堀孝一 「Bloomfield」 Vega Mucic Entertainment (VGDBRZ0040) 2010 - Japan  


矢堀孝一(Electric Guitar), Robben Ford(Electric Guitar), Scott Kinsey(kb), David Hughes(Bass), Gary Novak(Drums), 大高清美(Organ,kb), 日野‘JINO’賢二(Bass), 東原力哉(Drums)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

ギタリスト、矢堀孝一のリーダー・アルバム。
矢堀といえばFragile, WYSIWIGなどユニットでの演奏の印象が強いが、ソロアルバムとしては6年振りで4枚目の作品である。

日野賢二と東原力哉がリズムを固める日本録音の曲とチック・コリアなどとの共演で知られるゲイリー・ノバックとデビッド・ベノアやジャズ・クルセイダーズのバックを務めるデビッド・ヒューズがリズムを固めるLA録音の曲がほぼ半々づつという構成になっている。
LA録音ではロベン・フォードが2曲に、トライバルテックのスコット・キンゼイが3曲に参加している。

曲はFragile系のテクニカルフュージョンから、ちょっと爽やかな曲、ポップな曲、スムース系とも言えるようなサウンドとソロ・アルバムならではのヴァラエティーに富んでいる。

注目のロベン・フォードはほとんどブルースしていないもろにフュージョンといった最近では珍しいソロが聴ける。
もっとも矢堀との対決という意味ではフュージョンというホームで戦った矢堀に軍盃が上がるように聴こえる。

矢堀のいろいろなスタイル中でクリーン・トーンから深いディストーションの掛かったトーンまでいろいろな表情で高速フレーズを流れるように弾くギターが存分に楽しめるアルバムである。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay