2010年初めにバリー・フィナティのコルトレーン・トリビュートの新作が発売され、そのアルバムの確認中に、本アルバムの存在を知りました。
ただ、その時はどうも日本からの入手手段が無く、最近になってようやくAmazon経由で入手することが出来るようになりました。
本アルバムは、このタイトルからも伺えるように、ランディ・ブレッカーを筆頭にニューヨークのプレイヤーからなるアルバムです。
アルバムの雰囲気は、80年代に数多くあった、セッション・ギタリスト・アルバム志向があります。
そういう意味では、なかなか懐かしい香りのするアルバムです。
バリー・フィナティーのギターは、薄いディストーションのかかった、どちらかというとクリーンなギター・トーンで、メロウなプレイを聞かせます。
時折クリーンなまま、ばりばり早弾きを聞かせ、また泣きのギターをも聞かせてくれます。
準主役級なのがランディ・ブレッカーで、こちらもソフトなトランペット・プレイ。
柔らかなトーンで、気持ちよくスイングするメロディを聞かせてくれます。
セッションというタイトルですが、なかなか爽やかで曲はどれも気持ちよいですね。
その中で、マイケル・ブレッカーに捧げた曲“MIKEY B”は、バラードで、フィナティの泣きのプレイが素晴らしいです。(この曲では何故かランディは不参加。)
またブラジルの鬼才ギタリストGuingaの曲“Dos Anjos”を取り上げているのも興味深いところです。
80年代であれば、例えばエリック・ゲイル、ジョン・トロペイ、デビッド・スピノザ、その他のギタリストが、このようなアルバムをいっぱい出していたような気がします。
逆に、この傾向のアルバムは近年では数少なくなりましたね。
それだけに、ライトなFusionギター・ファンにはオススメなアルバムに思います。
# とても爽やかなので、この夏は何度もリピートするアルバムになりそうです。(TKO)
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Slow
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Light
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Heavy
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Mellow
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Hard
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Lyrical
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Cool
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Melodious
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Out of melody/code
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Conservative
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Progressive/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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