Barry Finnerty Manhattan Sessions Part1」ESC Records (ESC-3732-2) – 2009 EEC(Germany)  

Barry Finnerty(g,vo,key),Randy Brecker(tp),Victor Bailey(b),
David Kikoski(p,elp),Graham Hawthorne(ds) 
 
  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/A)OR        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ECM
 

2010年初めにバリー・フィナティのコルトレーン・トリビュートの新作が発売され、そのアルバムの確認中に、本アルバムの存在を知りました。

ただ、その時はどうも日本からの入手手段が無く、最近になってようやくAmazon経由で入手することが出来るようになりました。

 

本アルバムは、このタイトルからも伺えるように、ランディ・ブレッカーを筆頭にニューヨークのプレイヤーからなるアルバムです。

アルバムの雰囲気は、80年代に数多くあった、セッション・ギタリスト・アルバム志向があります。

そういう意味では、なかなか懐かしい香りのするアルバムです。

 

バリー・フィナティーのギターは、薄いディストーションのかかった、どちらかというとクリーンなギター・トーンで、メロウなプレイを聞かせます。

時折クリーンなまま、ばりばり早弾きを聞かせ、また泣きのギターをも聞かせてくれます。

 

準主役級なのがランディ・ブレッカーで、こちらもソフトなトランペット・プレイ。

柔らかなトーンで、気持ちよくスイングするメロディを聞かせてくれます。

 

セッションというタイトルですが、なかなか爽やかで曲はどれも気持ちよいですね。

その中で、マイケル・ブレッカーに捧げた曲“MIKEY B”は、バラードで、フィナティの泣きのプレイが素晴らしいです。(この曲では何故かランディは不参加。)

またブラジルの鬼才ギタリストGuingaの曲“Dos Anjos”を取り上げているのも興味深いところです。

 

80年代であれば、例えばエリック・ゲイル、ジョン・トロペイ、デビッド・スピノザ、その他のギタリストが、このようなアルバムをいっぱい出していたような気がします。

逆に、この傾向のアルバムは近年では数少なくなりましたね。

 

それだけに、ライトなFusionギター・ファンにはオススメなアルバムに思います。

 

# とても爽やかなので、この夏は何度もリピートするアルバムになりそうです。(TKO

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Progressive/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Interplay