ジョー・ザヴィヌルの遺作が発売されました。
以前、「75」というバースデイライブも遺作として出ていましたが、今回はAbsolute Ensambleという大編成グループと、ザヴィヌル・シンジケートとの共演です。
なので、「75」のメンバーが重なり、Absolute Ensambleにより更に大きな編成になっています。
まず、この音楽の基本はザヴィヌル・シンジゲートそのものです。
色彩豊かなワールド・ミュージックを取り入れたFusionサウンドで、ザヴィヌル・シンジゲートの路線の延長線上にある音楽だと認識できます。
そこに弦楽器がアンサンブルと絡むのですが、なんとも絶妙です。
こういう大編成との共演として、近年WDR Big Bandを連想しますが、そちらとは趣が全く異なります。
クラシカルなアンサンブルが、ザヴィヌルの音楽を邪魔せず、上手くサポートし、むしろザヴィヌルの音楽に更に奥行きを与えて深いものにしています。
このAbsolute Ensambleですが、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロといった弦楽器からフルート、オーボエの木管など、クラシックのような編成なのですが、ドラム、ベース、ピアノも従え、クラシックからJazz、Rock、World、Hip-Hopとカテゴリーを越える活動を行うグループのようです。
そうなるとザヴィヌルも同じ傾向がありますので、この共演はバッチリということでしょう。
CDで聴くと、違和感無く音楽が融合し、その相性の良さを感じます。
ある意味、この共演は「必然」と思えるほどですし、もしかしたらザヴィヌルの理想がここで実現したとも考えられます。
であれば、ザヴィヌルの遺作との面も考えますと、よくぞ間に合ってくれたと思います。
また、このCDには11分のQuickTimeムービーがついています。
ここでは演奏、ザヴィヌルのインタビューが含まれています。
ザヴィヌルは英語ではなく、母国語で話しているようですね。(英語の字幕つき)
映像を見ると、このコラボレーションでやろうとしてたことが見えてくるようですね。
とても興味深いプロジェクトで、ザヴィヌルにはまだまだやろうとしていたこと一杯あったのだろうと垣間見れます。
# ザヴィヌル・ファンはぜひとも聴いておきたい作品でしょう。 (TKO)
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Melodious
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Out of melody/code
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Conservative
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Progressive/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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