Tal WilkenfeldTransformation」King Records (KICJ 553) 2009 - Japan  

Tal Wilkenfeld(b),Wayne Krantz (g), Geoffrey Keezer(p),
Keith Carlock(ds),Seamus Blake(sax) 
 
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ECM
 

輸入盤で既に出ていたタル・ウィルケンフェルドのリーダー作が日本盤で発売されました。

この若い女性ベーシストの演奏は、もう既にジェフ・ベックのサポートでお聞き(ご覧?)になった人も多いかと思います。

そこでのベース・ソロが圧巻で、あたかも既に数十年のキャリアのあるベーシストかのような渋く、ツボを抑えた、そして抜群の演奏・・・それでこのリーダー作にも興味を持ちました。

 

このリーダー作が吹き込まれたのは2年前になります。

ここではメンバーもウエイン・クランツが参加していて興味深いところです。

音楽的にはセッション風で、ストレートなFusionサウンドです。

クランツのギターを中心に心地よい音楽を聞かせます。

また、ジェフ・キーザーは昔アートブレイキー&Jazz Messengersのピアニストでしたが、プレイスタイルも変わっていたのですね。

 

全曲がタルのオリジナルというのもこの若さで凄いですね。

どの曲も、仕掛けが多くて難しそうな曲ですが、演奏もしっかりとしたもの。

タルのベース・プレイは、まだ未完成っぽい感じもするのですが、なめらかなフィンガリング、フレージングを楽しませてくれます。そして特に目立とうとするわけは無くても、ついベースに耳が行ってしまいます。

 

タルの持ち味は、ベースがよく歌っていて、それも音楽的というところではないでしょうか。

ジェフ・ベックがタルを抜擢したのも、ただテクニックだけでは無く、彼女の持つ潜在能力を見抜いたからと思えてしまいます。

 

現在はジェフ・ベックのサポートのようですが、YouTubeにはチック・コリアとのセッションもあり、結構間口が広そうなベーシストに思えます。

ただ、日本盤初登場とは言え、もうこの作品から2年も経っています。

きっと成長の跡が伺えるはず・・・すぐにでも次のアルバムを出して欲しいと思ってしまいます。

 

# まだ若いですし、この先どのように変貌していくか楽しみですね。(TKO

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Progressive/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Interplay