Hiram Bullock ｢Plays the Music of Jimi Hendrix｣ BHM (BHM1034-2) 2009 - Germany  


Hiram Bullock(vocal, g)，Billy Cobham(drums), Stefan Rademacher(bass), Christopher Dell(vibe)
WDR Big Band Koln : Berno Lechtenfeld(arrange), Heiner Wiverny(t.sax), Oliver Peters(t,sax), Andy Haderer(tp), Rob Bruynen(tp), Ludwig Nuss(tb), Frank Chastenier(kb) etc. 
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系  　      ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系（□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系）           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ●ロック系        ●ビッグ･バンド系

昨年亡くなったギタリスト、ハイラム･ブロックが2004年にドイツでWDRビッグ･バンドと共演したライブ･アルバム。
タイトルの通り、全曲ジミ･ヘンドリックスのカバー曲が演奏されている。

ハイラムとビッグ･バンドと言えば何といってもギル･エヴァンス・オーケストラでの演奏が思い出される。ギル･エヴァンス・オーケストラは1974年にこのアルバムと同じタイトルの｢Plays the Music of Jimi Hendrix｣をリリースしており、ハイラムが参加していたギル･エヴァンスの晩年の80年代のマンデイ・ナイト・オーケストラでも多くのジミヘンの曲をレパートリーとしていた。

但し、このアルバムではギル･エヴァンスのアレンジの影響が感じられるのは｢Little Wing｣くらいで他は比較的原曲に忠実なストレートなビッグ･バンド･アレンジがされている。
そしてそのビッグ･バンドをバックにハイラムのワイルドなヴォーカルとギターが全編にわたってフィーチャーされていて、まさにハイラムのワン・マン・ショーといった趣だ。

特にハイラムのストラトから繰り出されるOne and Onlyのハイラム節をたっぶりと聴く事ができる。
ハイラム･ファンなら絶対はずせない作品だろう。 （橋 雅人）

　 　
Slow 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Speedy
Light 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Heavy
Mellow 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Hard
Lyrical 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Cool
Melodious 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Out of melody/code
Conservative 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Progressive/Tricky
Ensemble 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Interplay