Liebman,Brecker,Beirch,Tusa,FosterPendulum」Mosaic Records(MS-032) 1978/2008 U.S.A - Reissue  

Dave Libman(sax),Randy Brecker(tp),Richie Beirach(p),
Frank Tusa(b),Al Foster(ds)
 
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ECM
 

ディブ・リーブマンの1978年のライブが完全版で発売されました。

元々Artist HouseレーベルからLP1枚で発売されていましたが、驚いたことに、MosaicレーベルからCD3枚組で再発されました。

Artist Houseレーベルは1970年代にオーネット・コールマン、ジェームス・ブラッド・ウルマーなど、興味深いミュージシャンのレコードをリリースしたのですが、あまりにマニアック過ぎたのかその後倒産したレーベルです。

音源のいくつかはバラバラなレーベルからCD化される中、ようやく本盤もCD化がまわってきた印象です。

発売は昨年でしたがなかなか入手できず、最近になってようやく大手のCDネット販売(AmazonHMV)で入手できるようになりました。

 

メンバーは、まずランディ・ブレッカーというところに興味が惹かれます。

他にもリーブマンといえば、相棒はリッチー・バイラークははずせません。

アル・フォスターの参加も、当時はマイルス・デイビス引退中、またマイルス・バンド時代はアルとリーブマンが同僚ということで、ここも興味深いところです。

 

音楽はストレートなアコースティック4ビートJazzです。

アグレッシブで攻撃的・・・非常にストイックな演奏でもあり、白熱したインプロヴィゼーションの応酬が楽しめます。

特にリーブマンは、まだテナーサックスを封印する前で、まさにコルトレーンが乗り移ったようなプレイが凄いです。

ランディ・ブレッカーも、ここでは4ビートプレイに徹します。ブレッカー・ブラザースのフレイズもときおり顔を出すのは愛嬌というところでしょう。

アル・フォスターの4ビートも気持ちよくスイングします。

 

ただ、1曲が非常に長い演奏です。

元々のLPでも演奏時間は長かったのですが、未発表だった追加曲も全てが長く、17分、20分という曲がゴロゴロしています。

こういうJazzを聞き慣れない人には厳しいかもしれません。

 

それと録音ですが、せっかくの演奏なのに、音質があまりオーディオ的に良いとは思えません。

ベースはアコースティックなのに、安物のエレキベースみたいに軽く聞こえます。

それからピアノ音が濁っていて、リッチー・バイラークの美しいピアノを期待しただけに、残念な音になっています。

 

この後、このメンバーからトランペットが抜け、ベーシストが交代することで、Questというグループに生まれ変わります。(1stアルバムは名盤!)

ですので、本作は過渡期のサウンドともいえますが、そこはJazz!!。

その時代のそのタイミングでしか聞けない音・・・それを見事に捕らえているという意味では貴重な作品です。

 

# CD3枚組というヴォリュームを考えると、マニア向けでしょう。(TKO

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Progressive/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Interplay