Steve GrossmanPerspectiveWounded Bird Records (WOU 9230) 1979/2009 U.S.A. - Reissue  

Steve Grossman(ts,ss),Howard”Bugzy”Feiten(g),Mark Egan(b),
Steve Jordan(ds),Lenny White(ds),Murcus Miller(b),Onaje Allen Gumbs(p),
Rapael Cruz(perc),Sammy Figueroa(perc),Barry Finnerty(g),
菊池雅章(p),Victor V.Lewies(ds)
 
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ECM
 

スティーブ・グロスマンの1979年に吹き込んだFusion作品がようやく初CD化されました。

今まで聞きたくてもCDはおろか、中古LPでも全く見かけることが無かった作品なので、今回の初CD化は感無量です。

 

内容は驚くことにというか、真っ正直にFusionをやってます。

何も前知識無しに聴けば、トム・スコット、デヴィッド・サンボーン、マイケル・ブレッカーなどを思い起こします。

この手のサウンドとグロスマンは、水と油と予想してましたが、意外に合ってるんですね。

 

70年代のスティーブ・グロスマンというと、大抵はゴリゴリに吹きまくるハードな作品ものが多いです。(4ビートやジャズロックなど)

しかし、どのような経緯か不明ですが、本作「Perspective」はグロスマンとしてはソフトな路線です。

特に本作のサイドメンは、Fusionではおなじみの面々。

 

作品自体は非常に面白く、楽しめます。

前半はまさにFusionサウンドですが、後半はややグロスマン色を濃くします。

菊地のアコースティック・ピアノが入るバラードは、うっかりすると聞き流してしまいますが、傾聴に値する素晴らしい演奏です。

 

結果的に、スティーブ・グロスマンのソフトなFusion作品はこれ一作で終わります。

この路線にグロスマンが合ってなかった・・・ということになると思います。

しかし、むしろこれは時代の要求で、ジャズメンには一度くらいはFusionにトライさせてみるということだったのかもしれません。

ある意味では、そのような時代だからこそ残った作品に思います。

同時期のDave Liebman What it is」を思い起こしました。

 

# ある意味、Steve GrossmanFusionの一期一会の作品です。(TKO

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Progressive/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Interplay