スティーブ・グロスマンの1979年に吹き込んだFusion作品がようやく初CD化されました。
今まで聞きたくてもCDはおろか、中古LPでも全く見かけることが無かった作品なので、今回の初CD化は感無量です。
内容は驚くことにというか、真っ正直にFusionをやってます。
何も前知識無しに聴けば、トム・スコット、デヴィッド・サンボーン、マイケル・ブレッカーなどを思い起こします。
この手のサウンドとグロスマンは、水と油と予想してましたが、意外に合ってるんですね。
70年代のスティーブ・グロスマンというと、大抵はゴリゴリに吹きまくるハードな作品ものが多いです。(4ビートやジャズロックなど)
しかし、どのような経緯か不明ですが、本作「Perspective」はグロスマンとしてはソフトな路線です。
特に本作のサイドメンは、Fusionではおなじみの面々。
作品自体は非常に面白く、楽しめます。
前半はまさにFusionサウンドですが、後半はややグロスマン色を濃くします。
菊地のアコースティック・ピアノが入るバラードは、うっかりすると聞き流してしまいますが、傾聴に値する素晴らしい演奏です。
結果的に、スティーブ・グロスマンのソフトなFusion作品はこれ一作で終わります。
この路線にグロスマンが合ってなかった・・・ということになると思います。
しかし、むしろこれは時代の要求で、ジャズメンには一度くらいはFusionにトライさせてみるということだったのかもしれません。
ある意味では、そのような時代だからこそ残った作品に思います。
同時期のDave Liebman 「What it is」を思い起こしました。
# ある意味、Steve GrossmanとFusionの一期一会の作品です。(TKO)
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Light
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Mellow
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Cool
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Melodious
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Out of melody/code
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Conservative
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Progressive/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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