David Sanborn 「Live at Montreux 1984」 Eagle Rock (EE39179-9) - U.S.A.  


1984 : David Sanborn (sax), Larry Willis (kb), Hiram Bullock (guitar), Tom Barney (bass), Buddy Williams (drums) , guest : Rickie Lee Jones (vocal)
1981: David Sanborn (sax), Marcus Miller (bass), Mike Mainieri (vibe), Neil Larsen (kb), Robben Ford (guitar), Ricky Lawson (drums), Lenny Castro (perc)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

サンボーンのモントルーでの1984年のライブ映像。
かなり古い映像なので少々画像は粗いが、サンボーンが一番脂が乗っていた時期だけに演奏内容はなかなかよい。

特に今は亡きハイラム・ブロック(細い!)、マイルス・デイビスを脱退したばかりの時期にあたるベースのトム・バーニー、元ブレッカー・ブラザーズのドラマー、バディ・ウィリアムスのリズム陣の勢いの良さは一聴に値する。
トム・バーニーの切れ味のいいスラップは心地よいし、ハイラムも元気一杯だ。

リッキー・リー・ジョーンズがゲスト参加している「Autumn Leaves」だけはその後のサンボーンを思わせるムーディーさでちょっと異色な雰囲気だが、その他の曲では80年代前半のイケイケのノリをバックにサンボーンのファンキーなサックスが楽しめる。

また見逃せないのがボーナス映像として収録されている81年のモントルーのライブだ。マーカス、マイニエリ、ロベン・フォードらが並んだラインアップを見ればピンときた人もいるだろう。そう、これは「Casino Lights」の映像なのだ。3曲のうち「Hideaway」は「Casino Lights」に、「Lotus Blossom」はモントルーの25周年記念ボックスセットに入っていた「Casino Lights 2」に音源としては収録されていたが、「Love Is Not Enough」は全くの初出の演奏である。
画質は本編の84年のものよりもまだ若干落ちるが、このライブはサンボーン出演部分だけでなく、是非フルヴァージョンでリリースしてほしいものだ。

ちなみに音声はドルビーデジタルで2ch, 5.1chおよびDTS 5.1chの収録、日本盤、 アメリカ盤ともにリリースされているが、アメリカ盤もリージョン0なので日本使用のDVDプレイヤーでも再生可能だ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay