Wayne Krantz 「Krantz Carlock Lefebvre」 Abstract Logix (ABLX018) 2009 - U.S.A.  


Wayne Krantz(g,vocals), Keith Carlock(drums) Tim Lefebvre(bass)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

ギタリスト、ウェイン・クランツの久々のスタジオ録音盤。
近年トリオでのストイックなライブ盤が続いていたが、今回スタジオ録音ということでなのか、同じギタートリオのフォーマットは保ちつつ、バンドとしてのサウンドは大きな変貌を遂げている。

1曲目のファンキーな曲からいきなりクランツのヴォーカルというかヴォイスが登場して意表をつかれる。
タイトルの「It's No Fun Not To Like Pop」、ポップが好きじゃないと楽しくないというフレーズが口ずさまれる曲は従来のクランツのサウンドからすると大幅にポップである。
もっともクランツの切れ味のよい独特なギター・スタイルには変化はなく、スピード感のある気持ちよい演奏になっている。

後半にはもっとヴォーカルが前面に出てくるクランツ流のロックンロールというかパンクナンバーまで登場する。

全11曲、アクセントとしてヴォーカルが取り入れられてはいるものの、基本はギター・トリオでのインスト・サウンドなのだが、近年のライブ盤でのテーマとインプロヴィゼーションが混沌としたかなり尖がったサウンドのクランツ・トリオに較べるとほとんどの曲は圧倒的に聴きやすい。

もっともポップだからと言って安易なサウンドになっている訳ではなく、どれも聴き応えのあるナンバーばかりだ。
クランツの新境地を開いているアルバムと言ってよいだろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay