Grant GreenShades Of GreenEMIミュージックジャパン (TOCJ-6749) 1971/2009 Japan –Reissue  

Grant Green(g),Billy Wooten(vib),Emanuel Riggins (p),
Wilton Felder(b),Stix Hooper(drms),King Errisson(perc),
Joe Newman(tp),Victor Paz(tp),James Sedlar(tp),Joe Wilder(tp),
Harry DiVito(tb),Dick Hickson(tb),James Buffington(French Horn),
Romeo Penque(Woodwind),Phil Bonder(Woodwind),John Leone(Woodwind),
George Marge(Woodwind)
 
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ECM
 

レア・グルーヴ・ムーブメントによる再評価で、いつのまにかトップJazzギタリストと称されるグラント・グリーン。(この評価が生前でなかったことが惜しい。)

その数多いリーダー作で、未CD化だった最後の一枚が、遂にCD化されました。

 

このアルバムはBlueNoteレーベルが一時活動停止になる前の、いわゆる後期と呼ばれる時期で、R&BJazzの交じり合ったソウル・ジャズと呼ばれる1枚です。

 

そして全体的にユルーイつくりになってます。これがツマラナイという人もいるでしょうし、これこそがグラント・グリーンという人もいるでしょう。

同時期の「Alive!」「Live At The Lighthouse」などはFunk度やテンションも高くGroovyなのに対して、この作品はユルユルで当時のスタジオ盤やその後のKUDU盤のユルさに通じるものがあります。

 

参加メンバーでは、クルセイダーズのウィルトン・フェルダーのベース、スティックス・フーパーのドラムスがFusionファンとして興味深いところでしょう。

ただ、サポートということで、あまり突出したプレイを聞くことにはなりません。

 

音楽的にはブラスが加わり、グリーンのゆるゆるギター・・・当時の流行曲のカバーなどはまるで歌の無い歌謡曲の趣があります。

それでもギター・ソロになると、そこはグラント・グリーンらしいシングルトーンのギター・フレージングが楽しめます。

ジェームス・ブラウン、スティーヴィー・ワンダーの曲を、グラント・グリーンのカバーで聞けるというのも、このアルバムの楽しみの一つでしょう。

 

このアルバムは決して傑作という訳でも無く、これまでCD化されなかったのも聴けば妥当なところ。

でも、グラント・グリーン・ファンであれば、レアな作品でもあり、こうして聴くことの出来るようになったのは嬉しいことです。

また好きな人には、このユルさはたまらないでしょう。

 

# ゆるいからこそグラント・グリーン!・・・と言えるファン向けの作品でしょう。自分は好きです。(TKO

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Progressive/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Interplay