インドネシアのプログレ・ジャズ・ユニットsimakDialogの5枚目となるアルバム。
民族楽器系パーカッション2名にキーボード、ギター、ベースが乗っかる編成というとかなりクセがありそうなワールド系サウンドを連想するかもしれないが、この組合せが結構はまっていて、普通に先入観なく聴いていても素直に入っていける音だ。
キーボードのRiza Arshadは70年代のチック・コリアを連想させるようなレトロなエレピ・サウンドを繰り出し、このバンドのサウンドをコアを作りながら、聴きやすい音に仕上げている。
またギターのTohpatiはエレクトリック、アコースティックのギターを曲によって使い分けているが、軽くディストーションの効いたエレキ・ギターで、アクセント部分にエフェクターを使ってスクリームするような音を搾り出すよう弾く演奏がユニークだ。
アルバム全編で間断なく流れ続けるパーカッションのリズムのうねりが何とも心地よく、そのリズムとキーボード、ギターのサウンドとのコントラストの取り方が何ともユニークだ。
アジアのサウンドをしっかりと取り入れながらも、それを自然な形でジャズ・ロックサウンドとして融合できているバンドである。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
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Interplay |
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